第1章

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「昨夜はありがとうございました」 今日がデートの2日目 昨夜は、食事の後、 クリスマス用にライトアップされている、 ゆるい坂道を、 歩いて、ホテルまで送り届けてくれた。 そして、2日目の今日、 春之助はお昼前にホテルに 迎えにきてくれた。 朝は急に仕事が入った と言って、 約束がお昼前に 延びたのだった。 「いいえ、こちらこそどぉも。  楽しかったです。  昨日はよく眠れましたか?」 メタリックグレーの メルセデス・ベンツSLから 降りてきた彼は ベージュのチノパンに 紺色のシャツの いたってシンプルで カジュアルないで立ちだった。
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