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朝食のハンバーグをあげようとすると、
食欲無いのか?と、心配されてしまった。
「一穂、
典史、大好きなんだな」
直哉兄ちゃんも好きだけど、
多分、桁が違うのだ。
「大好きだよ」
直哉兄ちゃんも、
それ以上は突っ込みが入れられない。
「そうか…」
兄ちゃんに至っては、
僕の典史兄ちゃん大好きは無視だ。
そもそも、
兄ちゃんが典史兄ちゃんを見つけて、
家に連れてきたのだけど、
脅したり騙したりは日常茶飯事だ。
なのに、典史兄ちゃんは、
兄ちゃんを信頼している。
どうしてなのかは、
僕には分からない。
「黒井、今度、遊園地に行くか?」
兄ちゃん、
携帯で何かを見ていた。
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