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「中三になっても、またずっと一緒にいようね」と言うことは、前からずっと一緒にいたと言える。
そしてご馳走を口にして、時間が流れた。
するとーー「ぐらぐら」と音をたてて部屋が大きく揺れる。
「なっ! 地震か!」
空の言葉どおり、地震と思われる。
部屋の中にいる四人は壁に物につかまるなど、それぞれ地震への対処をしていた。
だが、地震はとまることはなくて逆に激しさを増していた。
そしてーー電気が消えた。
「電気が!」
鈴美の言葉を聞いて「ガシャン」と何かが壊れる音を耳にする。
電気が消えて辺りが見えないので音でしか周りのことがわからない。
そしてーー時間が流れて地震が弱まる。
数分後、歩けるほどになる。
「皆。大丈夫か?」
「えぇ」
「あぁ」
空の言葉を聞いて「星夜」「光也」の二人は言葉を返す。だが、鈴美から声は帰ってこない。
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