明日の空の色

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 空は「言葉を返さない」「見ることのできない」鈴美を心配していた。  そしてーー電気がついた。  すると、三人は目を疑う光景を目の前にしていた。  鈴美がシャンデリアを上に倒れていた。目を閉じて血を流していた。 「おい、鈴美。鈴美!」  倒れている鈴美の元に行き足を止める。 「嘘……だよな」  空が小声でそう言うと、部屋の中に沢山の大人がはいる。  地震のことで四人の子供の様子を見に来たのであろう。  三人に声をかける者。倒れている鈴美を見て驚いている者。  だが、空は大人に目を向けることなく、鈴美を見て何度も名前を呼び続けていた。  そしてーー鈴美は救急車で運ばれて行く。  運ばれて数分後。パーティーは今日は終わりをつげる。  そしてーー二年の月日が流れた。
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