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女性からもらったビニール傘をさして、俺は家路を急いでいた。
誰だったのだろうか?
見たことのない女性だったな…
またお礼を言わないといけない…
そうだ、今日は近道しよう。
いつもは通らない公園を横切ることにした。
街灯もなく暗いため、いつもは絶対に通らないが…。
おっと、大きな水たまり!
危ないところだ…もう少しで…
あ!
やってしまった!
落としてしまった…
俺の分身…
スマホが…
『どうして…?』
という顔をして、水たまりから顔を出していた…。
俺はスマホと出会った日のことを思い出した。
「こちらは少し旧型になるので、非防水となりますがよろしいですか。」
そう、俺の分身は防水ではない。
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