苦くて、甘い。

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「お前昨日、熱出したろ?そん時に……」 「……」 柾紀さんは昨日あったことを全て話してくれた。 忘れ物をしたお姉ちゃんのもとへ戻ろうとした柾紀さんを引き留めて、突然『自分のほうがお姉ちゃんより柾紀さんを好きだ』と言い出したこと。 その後、気を失うように寝てしまったこと。 用事を済ますために1回アパートを出て、また戻ってきたこと。 戻って来てからも私がずっと寝てるもんだから、真相を聞き出せなくてモヤモヤしてたこと。 そのせいで、全く寝れなかったこと。
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