苦くて、甘い。

9/16
前へ
/385ページ
次へ
柾紀さんの話を聞いている間、何度ももう1度倒れてしまいたいと願った。 嘘、私、 柾紀さんに告白してしまった――……? どうしよう、もうどうすればいいか分からない。 私の気持ちを、柾紀さんに知られてしまった。 分からない。 なんて否定すればいい? 聞いているうちになんとなく、微かに見えた記憶の片鱗。 確かに、お姉ちゃんのところに行かないで欲しいと思ったような気がする。
/385ページ

最初のコメントを投稿しよう!

708人が本棚に入れています
本棚に追加