第1章『出逢い』
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入るとすぐ横がカウンターみたいになっており、2人の先生が仕事をしていた。 「こ、こんばんは―…」 私は恐る恐る声を出した。 「あ!こんばんは!浅井(あさい)眞李さん?だよね?」 「あ、はい」 「塾長の田中颯真(たなかそうま)です。部屋はこっちね!個別の数学で、俺が担当だから」
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