第1章

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ウソ?!もしかして、ラッキー?! 遠くに救急車のサイレンが聞こえてくる。 だんだん近くなるサイレン。 春の前方に人垣が見える。 「何かあったのかな?」 春の横を担架を抱えた救急隊員が走っていく。 人混みからいろんな声が聞こえる。 「可哀想に、まだ高校生みたいだよ」 「知らないふりしとけばよかったのに」 「恐いよね、あの血見た?」 「はい、どいてください!道あけて!」 人をのせた担架が春の横を走りぬける。 えっ?!待って、今の 先輩? ウソ?!やだ! どうしよう!!!
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