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ウソ?!もしかして、ラッキー?!
遠くに救急車のサイレンが聞こえてくる。
だんだん近くなるサイレン。
春の前方に人垣が見える。
「何かあったのかな?」
春の横を担架を抱えた救急隊員が走っていく。
人混みからいろんな声が聞こえる。
「可哀想に、まだ高校生みたいだよ」
「知らないふりしとけばよかったのに」
「恐いよね、あの血見た?」
「はい、どいてください!道あけて!」
人をのせた担架が春の横を走りぬける。
えっ?!待って、今の
先輩?
ウソ?!やだ!
どうしよう!!!
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