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麿は国語担当教師・玉袋慰成麿（タマブクロ イナリマロ）花の27歳独身、只今遅れ馳せながらの青春を満喫しているでおじゃる。
実は、まだ誰にも言ってはおらず内緒にしているでおじゃるが、絆愛に採用されてからずっと…
英語教師のデカイ・アソコスキー先生に恋している（キャー♪言っちゃったでおじゃるぅ♪）
先生は欧州の北方出身で、幼い頃に米国に移住したとか…
噂だと、１０代後半から特殊部隊に所属なさっていたけど、うっかり深爪をして退役…
ううぅ…なんて涙が出る話でおじゃる。
退役後は、和の心を学びに日本へ来られたらしいと聞いて、麿はもう、これは絶対に運命だと感じたでおじゃる。
アソコスキー先生はシベリアタイガーのような鋭い顔つきと、手足と胸に金の巻き毛を持ち、太い腕と逞しい太股が素晴らしい。
またモミアゲは縦ロール、顔には漢らしいケツアゴと長い鼻毛の持ち主でおじゃる。
先生の香水は、ご自分で調香したと言う野性的なドリアンの香り…
そんな素敵な先生でおじゃるから、当然のように麿を含めたファンが多いのが悩みのタネでおじゃる？
しかーし！
ションベン臭い蒙古斑が取れたてのクソジャリどもに、アソコスキー先生の良さなど、巻き毛一本もわからないハズ！！
先生の良さを毛穴の奥まで一番理解しているのは、麿しかいないと自負しているでおじゃる。
本当はもっと早くに、この切なる想いを伝えたかったでおじゃるが、シャイな麿が精一杯想いを込めた矢文は、全て気合いで木っ端微塵に消し去られたでおじゃる。
あまりに鮮やかで、麿はショックより豪快さにちょっとチビったくらいでおじゃる。
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