〈1〉ベッドの上で感じさせて

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 腰が勝手に浮き上がり、弓のようにしなるわたしのからだが与えられる快楽に跳ねる。  「あっあ、あん」  勢いよくきゅうっと吸い付かれたかと思うと、口の中で転がされ、舌で弄られる。  ダメッ……おかしくなる。  脚のあいだを滑らかに伝うハチミツのような潤いがとろりと伝いおりる感覚に、どうしようもなくからだが疼き、懇願の目を向けるわたしの目に、彼はまるで子供のように目を輝かせる。  そこの熱を、早く冷まして……!  奥に触れてもらいたくてうずうずする脚はひとりでに開いてしまう。  わたしを愛撫する手を離したジャクシルは、堕天使の笑みを顔に浮かび上がらせた。  「続きをやってみて、チル。  ……分かってるさ、さっきまでお楽しみだったんだろう?」  「―――!」  瞬時に顔が熱くなり、恨みがましい目付きでジャクシルを見上げるも、彼はわたしの横で胡座をかいてじっと眺めているだけ……。  中途半端に放置されたにもかかわらず、燻るからだの熱は今もなお冷めやらない。  見られているだけで、からだの奥がきゅううんと切ない悲鳴をあげる。  ああだめだ……  わたしはこの人に逆らえない……  わたしは細くてなめらかなその白い指先を自然に広げ、相手を喜んで迎え入れようとしていた哀れな秘所を人差し指の腹で撫でた。  ビリビリと小さな火花が立つような甘ったるい刺激がわたしのからだを震わせる。  「――ぁあ…っ」  「続けるか?  それとも……ああ、そうだ、一緒にしてみるか」  え……? 何を言われたのか意味が捉えきれずに目を見開いたわたしの手首は、いつの間にかわたしの背に回り込んで座っていたジャクシルに後方から掴まれていた。  
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