雪のおと

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クリーム？何処だ？とりあえず拭っておきゃ取れんだろ。
ゴシゴシと口の周りを袖口で拭う。

「よし、取れた取れた…取れたよな？」

鏡がないので薫に確認すると、

「うん。いつもの可愛いゆきたんに戻ったよ♪プリンご馳走様でした！」

ニッコリしながら両手を合わせる薫からテーブルに目を移すと

沢山あったはずのプリンが、綺麗さっぱり食べられていた。なぜか俺の食べかけまでも。