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「お粗末様…「ねぇねぇ、今日は春休み最後だからどっか行こうよ~☆」 カチャカチャと食べた器を片付けながら、薫が話しかけてきた。 「ん?まぁ、夕方には解散でもいいなら……洗うのはやるからそこ置いとけ。」 「わ~い!デート♪デート♪ゆきちゃんの新しいお洋服と~新しい食器と~あ!せっかくだから家具も揃えちゃおうか!」 ん?洋服はまだ分かるが…食器?家具?家にあるのはまだまだ使えるぞ? 「なぁ、なんで新しいの揃えんだ?家にあるのは壊れてもないぞ?」 そう薫に言うと、不思議そうな顔を俺に近づけて 「え?だって、明日から僕たち一緒の寮に入って新しい学校に通うんだよー?夏樹さんから聞いてないの?」 ん?父さんから? まさか…薫に聞けっていうのはこのことか?
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