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お目当ての豆を探しつつも、季節の豆に少しだけ視線を向けると 「ゆきちゃーん、僕この春のブレンドが気になるな~あといつものやつ!」 薫はそう言いながら、いつの間にか手にしたカゴにポイポイと入れていく。 「あぁ、俺も気になってたからいいよ。あとこれから使うだろうから…水出しコーヒーの粉とノンカフェの豆も。」 ーーーーピロリン。 「あ、もう時間切れになる。ゆきちゃんそれでもうOKかな?せっちゃんに頼むものがなければ買っちゃお~」 「もうそんな時間か…。すいません、グァテマラとブレンドを粗挽きにして頂けますか?あと、これも一緒に。」 レジにカゴを置きつつ欲しかった豆を頼み、 目が欲しかったのか空腹を感じたからか、軽菓子を手に取りカゴに入れた。
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