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教材を片脇に抱え… 「じゃあ、教室に向かおうか!きっとホームルームは始まってるはずだから。」 ほぉ~先生待たずに始めちゃうクラスなのか… 大丈夫かな? 職員室近くにある階段から2階にあがり ガヤガヤと少し騒がしいクラスを通り過ぎ 一番端にあるクラスで先生が歩みを止めた 「じゃあ、先に入って話しておくか… ガラッ!! 「あ、やっと来たか!あわわ、来ましたか。あとはもう、お前達…じゃなくて、君達の挨拶だけだぞ…です。」 急に扉が自動で開いたかと思いきや… 視線の先には黒々とした髪の毛?(カツラっぽいよな?いやこれカツラだよな?)に、分厚いレンズが入った黒縁(縁自体も分厚い)をかけた生徒が出てきた。
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