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「あぁ、いつも有難う。多田野君。」
そう、倉持先生が言うと
わたわたとしながら
「べっべつに…が、学級委員長として、当然のことをしただけだ！…です。」
とても敬語が苦しそうだな…学級委員長なのに。
「じゃあ、多田野君は席へ戻ってもらってもいいかな？君達もクラスの中に入って入って！」
先程まで静かだった教室内がざわつき始めた。
「みんなー、転入生だよ！ささっ、二人とも挨拶して？」
「橋本由貴です。宜しくお願いします。」
「二ノ宮薫で～す♪由貴ちゃんは僕のだから手は出しちゃダメだよ☆あ、あと可愛いものが好きかな？(由貴ちゃん以外は可愛く見えないけどね)宜しくね～♪」
ザワザワ…カワイイモノ好きだって…
ザワザワ…二ノ宮って…あの…？…
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