第1章

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僕がたどり着いたのは、 お茶屋さん。 店の入り口の前の右側にベンチがおいてある。 ベンチの真ん中が僕の特等席だ。 最近では、僕の専用の座布団まである。 お店のお婆ちゃんが僕の為に用意してくれた。 ここの店のお婆ちゃんが僕の事を気に入ってくれている。 この場所で休憩する様になったのも お婆ちゃんに声をかけられだからだ。 お婆ちゃんとただ一緒に日向ぼっこだ。 日当たりが良くてこの場所も好きだ。 心地良くて、ついつい眠くなるぐらいだ。 ある時お婆ちゃんが言った。 「この店の看板娘みたいだねぇ」 僕は良く分からないけどお婆ちゃんは 僕がここに居るとお客さんが来てくれると言っていた。 そうなのだ。 僕は人に声をかけられやすいみたいだ。 僕はお婆ちゃんが好きだから来てるだけなのに。 あっ!あとたまにくれる おやつも好きだけど… 一番は声をかけてくれる お婆ちゃんだ。
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