幸せと不幸せは紙一重

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塩谷先生心配しているかしら…… 私の頭の中は塩谷先生でいっぱいだった。 「着きましたよ」 車が止まったところは高そうなマンションの前だった。 「最上階が私の部屋です」 …雨宮さんの部屋で食事するのかしら…? 私はおとなしく雨宮さんのあとについて雨宮さんのマンションに入っていった。 雨宮さんのマンションの中にに入ると雨宮さんは私の手を引いて、とある部屋の前まで私を連れていく。 部屋のドアを開けると、そこはベットルームだった。 雨宮さんは私のことをベットに投げ捨てると、私の身体を組み敷いた。 「あかりさん、ずっとあかりさんとこういうことしたかったんですよね。今日は私の相手をしてください。」 事を理解した私は、必死に雨宮さんの身体をはねのけようとする。 「嫌です!いくら婚約中でもこういうことは結婚してからにしてください!!」 「あかりさんはどこまで世間知らずなんですか。ここは男の部屋ですよ?この部屋に来た時点でもう遅い…」 雨宮さんはそう言うと、私の服を剥ぎ取り、私の身体に触れはじめる。 「やぁっ!!やめてください!!」 「…抗う姿も可愛い……」 「あっ……あぁっ…」 塩谷先生は自分の部屋に私を入れても、こんなことはしなかった…… 暴れても暴れても、雨宮さんは私を解放しようとしてくれなかった。 その日、私は雨宮さんに抱かれた。 男の人に…初めて肌を許した…… 婚約中の人に抱かれたのに、犯されたような気分だった。 悲しくて悔しくて涙が止まらなかった。
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