運命の出逢い

6/9
前へ
/44ページ
次へ
「こちらが国語教師の中村優人くん。」 「そして、こちらが倫理教師の一之宮あかりさん。皆さん良くしてやってください。」 「「「はい!」」」 男は単純だな…… まあ、私もその男か… 彼女、他の女教師のやっかみにあわなければいいけど。 「じゃあ、中村先生は塩谷先生の隣、一之宮先生は塩谷先生の向かいの席にしてください。」 え…私の? 国語教師の中村が隣なのは分かるけど、何故あかりが向かいなんだろう……。 しかも一番端の席だし。 「じゃあ2人をよろしく、塩谷先生。」 「はい…」 まあ、あまり話さないだろうし、別に平気か… その時はあかりの存在はその程度にしか思っていなかった。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

258人が本棚に入れています
本棚に追加