ある日のこと

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しかし、ここはなんと言って切り抜けようか。 なんせこの女一回キレたら自分に多少の落ち度があろうともそれを認めない。 ここで、 「まあ、今度からチェーン巻けばいいんじゃない?」 とか、適当に言えば、 「あんたも私が悪いっての?」 と、怒るだろう。 激おこだ 「あの先生は、少し論理的じゃないからなぁ。 野球部の顧問だろ?ああいう熱血系は論理じゃなくて感情で生きてるから。 適当にその場で謝って、流した方が吉だぞ。」 これならどうだ! 同調しつつ少し次回に改善を求めるスタイルだ。 そして雨宮は俺を睨み付ける。 「で? あたし悪くないのに謝らなくちゃいけないんですかー?」 お前が不用心だったからじゃねえか まあ、そんなこと言わないよ? 俺昔こいつに胸倉つかまれてヘッドバット食らったことあるし。 パキケファロサウルスみたいな女だ。
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