第2章 江山藍都 2

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問題があるとすれば僕の監禁者としてのキャラの不確定さだろう。 ぶれぶれである。 最後は「僕」と言ってしまったし。 江山藍都からかけ離れなければならない。 思っていたよりも罪悪感は感じないし、いけるはずだ。 むしろ、快楽さえ覚える。 一人称は「俺」。 おちゃらけた口調。 煽っていくスタイル。 これらを一貫する。 普段の僕では考えられない、もう一人の僕。 はは。楽しくなってきた。 これからもっと痛めて、怖がらせて、辱めさせて。 生きてることを後悔させてやる。 いいよね、これくらい。 だってお前が全部してきたことなんだから。
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