「淑女、きっと淑女」

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「なんでよ! ちょっとくらい聞きなさいよ! ノロケ話!」 姉「いやなんで私が貴様のノロケ話を聞いてやらなければならないんだ。違うやつに当たってくれ。白燐会長とか」 「あのカニバカは人語が通じる相手じゃないから無理よ」 姉「完全に妖怪認定されてるな白燐会長。同意せざるを得ないが。だからといって私が貴様のノロケ話を聞いてやる理由にはならないぞ」 「いいじゃない聞いてくれたって。自慢したいのよ。たかっちゃんの可愛いところ自慢しまくって優越感に浸りたいのよ」 姉「素直で迷惑極まりないな。その自慢ノロケを聞かされたら私は一体どうなると思う?」 「羨ましさのあまり憤死」 姉「答えは気持ち悪さのあまり肌が粟立ち皮膚が剥がれ崩れ絶命するんだ。だからやめろ」 「どんだけ聞きたくないのよ! 気持ち悪くないわよ! ラブラブで甘ったるいだけよ!」 姉「だからあの黒髪ひね男がそんなピンクな世界にいるって考えるだけで気持ち悪いんだよ似合わなさすぎだろ吐き気がする」 「あなた人の彼氏ボロクソ言い過ぎじゃない!? 酷いわよ!?」
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