「淑女、きっと淑女」

19/21
前へ
/310ページ
次へ
姉「仕方ないだろう恥ずかしいものは恥ずかしいんだから! 妄想でしかしたことないし!」 「何言ってるのよ! 好きな人には見せつけたいでしょ! 余すことなく見せつけたいでしょ!」 姉「痴女じゃないか! 私は花も恥じらう淑女なんだよ! いざ本番となったら身体隠しちゃうわ!」 「ヘタレか! 私は脱ぎながら迫るもんね! でも誘い受けだもんね!」 姉「それ誘い受けじゃないし! 迫り攻めだし! と言うか本当にそんなことできるならもうしてるだろ! できもしないことを言うな!」 「ま、まだしてないだけだし! し、しようと思えばすぐできるって話だし! と言うか理想はたかっちゃんに『も、もう我慢できないんだぜ!(ガバチョッ)』って感じで襲われることだから! 迫り誘い受けは最後の手段なだけだし!」 姉「目が泳いでいるぞ! もうその最後の手段に頼らざるを得ないような状況の癖に!」 「まままだ大丈夫ですー! どんなに遅くても結婚したら即だから大丈夫ですー! と言うかねぇ、たかっちゃんがエロ本買って処理しちゃうのが悪いのよ! 溜めろ! 性的欲求!」 姉「エロ本はすぐ処分してやれ。サーチアンドファイアーだ」 「当たり前よ。黒焦げにしてやるわ」 姉「でも現実でそんなことすると器物破損罪になるからするなよ」 「フィクションの特権よ」
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1195人が本棚に入れています
本棚に追加