「淑女、きっと淑女」

20/21
前へ
/310ページ
次へ
「と言うかね! エロ本買うなっつってんだから買うなっての! 性的欲求は全部私にぶつけろ! 受け止めるから!」 姉「無駄に男前だな。これは確かにエロ本に逃げてしまうかもしれない」 「なんでよ! 私みたいなプリティセクシーウーマンがYES枕小脇に女豹のポーズしてるんだから私にちゅっちゅすればいいじゃない!」 姉「なんで女豹のポーズで待機なんだよ。そりゃ手も出しにくいわ。お腹出して服従のポーズじゃないと」 「そっちこそ変なポーズしてるんじゃない! 犬か!」 姉「ああそうだ! 私は弟専用のメス犬だからな! 因みに可愛がってもらっているが経験はまだない!」 「それもうただのペット! いやそれもアウト! エロ本と一緒に燃えろ!」 姉「誰が燃えるか! 燃えるのはエロ本だけでいい! と言うか弟は何故エロ本を買うんだ! 顔を全部私にコラっといたらそのエロ本どこかに封印されたし!」 「何暇なことしてるのよあなた。と言うか、エロ本買う理由ねぇ。ウチは私と結婚するまで我慢するために買ってるみたいよ。そんなことする必要ないのに、誠実な人。ますます卑猥なことしたい」 姉「貴様はその気持ちに報いてやれよ、と言うか、そうか。そういう意図があったのか、弟よ」 「いやそっちの弟くんもそうなのかは知らないけど」 姉「私がそうだと断定したからいいんだよ迫り受け。全く、さっさと手を出せばいいものを。弟め、可愛いやつだ」 「迫り受けって何よ。誘い受けだから私は」
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1195人が本棚に入れています
本棚に追加