「紳士、変態紳士」

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弟「そりゃ言い訳だからな。言わずには始まらん」 「上手いこと言ってやったみたいな顔しやがって。下手だよ。生まれたての子鹿の歩行くらい下手だよ」 弟「別にいいだろ下手でも! 子鹿頑張ってるんだぞ!」 「そっち言及するんかい。まぁいいや俺が悪かったよさようなら(スタスタ)」 弟「ちょっと待てよ! 早いって! ちょっと猥談しよう! それからでも遅くない!」 「手遅れだっつのそれは色々と。俺みたいな純真無垢を体現したような男に何期待してんだ」 弟「へぇー、それどういう下ネタ?」 「もうお前の頭の中は猥談のことしかないのな。何なんだよお前。ストレス溜まってんの?」 弟「色々と気苦労が絶えないからな」 「そうかい。ざまぁないな」 弟「少しくらい労おうぜ。あと猥談」 「俺なりの労いの言葉だよさっきのは。あと猥談するならお前から話題振れ」 弟「するんかい。いいけど。取り敢えず性癖語ろう。俺跪いての上目遣いが好き」 「それどっち目線かで俺の対応が著しく変わるんだが。と言うかニッチ過ぎない?」 弟「俺が見下ろす形ね」 「俺はお前を見下し始めたけどな」
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