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「えー。だってあーちゃんの髪が好きなんだからしゃーないだろ。丁寧にブラッシングしたい」
弟「それは後日勝手にしてくれ。あ、そうだ。こんなのはどうだ? あんたの彼女が金髪になったりするとか、そんな仮定の話」
「仮定の話って無かったら憤慨してたかもしれんが、仮定の話だと言うなら許容範囲だ。でも黒髪あーちゃんがいいからなぁ今のあーちゃん超可愛いからなぁあーちゃんの髪の毛シャンプーしたい」
弟「それは後日紙面の外でやってくれ。まぁそう急くなよ。考えてみろ。あんたの彼女が、たまには変化を付けてみようと慣れない髪染めをして、あんたを喜ばせてやろう。って考えていたとしたら……?」
「愛らし過ぎる。金髪を愛することもやむなし」
弟「(やっぱり単純だな)」
「でもやっぱり説得して、元の黒髪に戻してもらいたい。黒髪のがいいし」
弟「(と思ったら譲れないものはある模様)」
「と言うか、んなこと言うならそっちはどうなんだ。お前の姉が……そうだな、短髪にしたら、お前はどう思う?」
弟「姉ちゃんが短髪……!? いやないな、ないない。ないよないない」
「お前はお前で頑なじゃねーか。話広げろや」
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