「淫乱と痴女は違う」

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弟「いや買い物来てたらたまたま聞こえて。あ、俺鮭おにぎりも好き」 姉「私は弟が好き」 副会長「好きなコンビニフードの話続けるし会長は別の好きなものの話するし!」 部長「私がコンビニで一番好きなのはエロ本コーナーかなぁ」 副会長「桃井さんは本来寄りつけないはずのところ好きとか言うし! エロ本コーナー寄っちゃダメですよ!?」 部長「日課が制限された」 副会長「日課なのかよ! しかも制限じゃなくて禁止ですから!」 部長「ええ!? なんでだべ! 人の趣味にケチ付けないで欲しいべ!」 副会長「人にケチ付けられるような趣味持たないでくださいよ……」 姉「弟は私の存在自体がエロ本の代わりみたいなものだから、エロ本コーナーなんて行かないよな」 弟「それ言ってて悲しくならない?」 姉「ふむ、流石にエロ本代わりは嬉しいものではないか。嫁だからな。愛欲も性欲も全て受け止めよう」 弟「男前だなぁ。それはそうとペット商品売ってるとこ行っていい? しーちゃん用のお菓子でも買っとこうと思って」 姉「おい! 私の愛の覚悟表明を猫のお菓子で流すな! テキトーに残り物でもやってればいいだろう欲しがるんだからあの猫は」 部長「いや飼い主の目の前でよくそんなこと言えるね姉さん。しばくよ?」 姉「あ、いやその、すまない……」 部長「分かればよろしい。と言うかしーちゃん用のお菓子ならウチにあるの今度持ってくよ。だからそっち行った時は可愛がってあげてね。あとしーちゃんが気に入ってるメインのご飯は美味しいの作ったげて」 弟「はい、猫可愛がりします」 副会長「(まさに文字通りの猫可愛がり……)」 姉「今貴様つまらないこと考えていただろう。死刑な」 副会長「ひっ、ひどっ!? 酷い!」
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