「インスタントあねちか」

「淫乱と痴女は違う」

姉｢私が一番大きいだろう！ 私が一番大きいだろう！(ｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽ)｣

弟｢分かったから蹴るのやめなさい。痛いから｣

姉｢弟がよりにもよってあのクソピュアハートメガネの胸を見てるのが悪いんだ！ よりにもよってあいつなのがなお腹が立つ！(ｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽ)｣

副会長「なんで私そんなに敵視されないといけないんですか……」

部長「嫌われてるから仕方ないね」

副会長「ハッキリ言葉にしないでください！ 嫌われてない！ 嫌われてないもん！」

姉｢とにかく私のむかっ腹が鎮まるまで蹴り続ける(ｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽ)｣

弟｢いややめなさい。痛いから｣

姉｢嫌だ！ やめてやるもんか！ 腫れろスネ！(ｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽ)｣

弟｢姉ちゃん｣

姉｢おらおらおらおら！ 北斗百裂きゃ(ｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽｶﾞｽ)｣

弟｢また関節極めるぞ｣

姉｢…………｣

弟｢また間接極めるぞ｣

姉｢……(ﾎﾟｯ)｣

部長「ええっ！？ 何その反応！？ なんで頬赤らめてんの！？」

姉｢いや、弟の怖いところもな。私の心のマゾいところをキュンとさせるんだ(ﾃﾚﾃﾚ)｣

部長「すっげぇ！ 可愛い顔で可愛くねぇ！」

副会長「マゾ発言にそんな乙女顔使わないでください」

弟｢怒りがいないなぁ……｣

姉｢(ふふふ、こう言っておけば弟は怒ることをやめるからな！ お姉ちゃんは強かなんだ！)｣

弟｢(姉ちゃん絶対こう言えば俺が怒らないって分かって言ってんな。思惑通り怒らないでおいてやろう。今は)｣