「御令嬢たちの優雅な昼下がり」

4/21
前へ
/310ページ
次へ
白燐会長「なんですかその化け物を見るような目なんですか。はいっ、手鏡!」 ダスト「おい、この手鏡に映るもの全てを歪んでるぞ。やっぱお前呪われてんじゃねぇか」 白燐会長「嘘言わないでくださいまし! もし歪んでたとしても、それはきっと貴女様が原因ですわ!」 ダスト「私は心も髪も真っ直ぐだボケ」 白燐会長「両方嘘じゃないですか。特に髪が歪みに歪んでるんですけど」 ダスト「うるせぇよこれは弟が私のストレートヘアーを指でくるくるしながらチュッチュしてくるからこうなっただけだっつの」 白燐会長「雨宮様捕まえないと」 ダスト「うわぁいらん知識注入してしまった。まぁ別にどうでもいいかあいつだし」 白燐会長「それどれくらいの時間で定着します? あと『この髪をくるっくるしながらチュッチュした人は雨宮高人です』ってプレートぶら下げながら歩いていいですか?」 ダスト「知らんし好きにしろ。あ、ただそのプレートは『猛獣注意』とか『サイコパス注意』にしろよ」 白燐会長「嘘を書いてはいけませんわ貴女様。あっ、『雨宮様専用肉〇器』が良いですわ。って思ったんですが皆さんには私がこう言うって予想されちゃってたりするんでしょうか?」 ダスト「少なくとも私は言うと思ってた。そしてそんな予想ができてしまうようになってしまったことに気付いて、私の顔がみるみる不機嫌になっていっているのが分かる」 白燐会長「ははっ、こんな顔してますわね(スッ)」 ダスト「なんだその握り拳は。もしかしてそれのことか? 私の顔握り拳って言いたいのかこのカニバリズムサイコパス」
/310ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1195人が本棚に入れています
本棚に追加