「御令嬢たちの優雅な昼下がり」

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ダスト「そしてファンタジー要素もある」 白燐会長「そんな! 後出しなんて卑怯!」 ダスト「もっと序盤に言っておくべきだったな。前振りもなく急にファンタジーを登場させるという愚かな原作者の所為でコミックス二巻の評判はすこぶる悪い」 白燐会長「それ私出始めた頃なんですけど!」 ダスト「なんだ、お前の所為だったのか。首括って責任取れよ」 白燐会長「私の所為じゃありませんもん! 私がいなかったらまず漫画化してませんわ!」 ダスト「どこに根拠あるんだよそれ。お前の所為でサイコホラーのジャンルまで追加されてるんだぞ」 白燐会長「私のどこがサイコホラーなんですか! サイコーに惚れらーとか読者が叫んでるだけですわ!」 ダスト「なんだ、元からサイコパスをターゲットにしたビジネスだったのか。怖い世の中だぜ」 白燐会長「読者に失礼極まりない!」 ダスト「いやサイコーに惚れらーとか叫ぶやつは多分サイコパスだと思うぞ流石に。常人は黙って読む」 白燐会長「(よく漫画や小説の展開に対してツッコミを入れながら読んでるけど私はセーフなはず……!)」 ダスト「ここで黙るやつはサイコパス」 白燐会長「逃げ場を無くそうとしてきてる! 常人なのにサイコパスの型に嵌めこんでこようとしてくる! これが印象操作ってやつですか! 扇動とはかく恐ろしきですわ!」
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