「御令嬢たちの優雅な昼下がり」

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ダスト「いや、お前がサイコパスの見本みたいな……。違うな、お前はサイコパスの中でもさらに異常性を孕んでるやつだから見本にはならないか……」 白燐会長「孕んでるのは雨宮様の子供だけです!」 ダスト「そんな妄言言うからサイコパスって言われんだよ」 白燐会長「もしくは雨宮様を孕んでるだけです」 ダスト「…………えぇ……」 白燐会長「なんですかその絶句。なんでちょっと距離取りつつ腕で壁作ってるんですか」 ダスト「…………割と本気で発想が気持ち悪い……」 白燐会長「し、失礼な! そ、そんなマジトーンで言わないでくださいまし! 気持ち悪くなんかありませんわ!」 ダスト「……いや黙っててくれ……ちょっと笑えないレベルで気持ち悪い……。深呼吸させてくれ……すぅー……はぁあああー……」 白燐会長「吐く息が完全にため息のそれ……。べ、別に、アレですよね? 私を嫌な気持ちにする演技ですよね? ですよね? 貴女様?」 ダスト「……………………」 白燐会長「……雨宮様の前では言わないようにいたしますわ」 ダスト「いや私の前でも……まぁいいわ。これ以上言及したくもない。頼むから受け止めきれるサイコパス発言に留めてくれ。負荷が大き過ぎると流石の私も気が滅入る」 白燐会長「(私はサイコパスじゃないのに……)」 ダスト「(なんだこの微妙に納得のいってない顔。腹立つ)」
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