1195人が本棚に入れています
本棚に追加
/310ページ
白燐会長「愛の為には仕方ありませんわ。しゃーない、これはしゃーないな! しゃーないわこれ!」
弟「口調ブレッブレですね」
姉「酷い自己弁護だな」
白燐会長「だって事実ですしー。あー、愛って大事ですわー。これは純愛ですわー。ラブ・タイプで言うエロスですわ」
姉「絶対こいつマニアだよな、弟」
弟「いやまずラブ・タイプって何なの。知らないんだけど」
姉「大雑把な説明をするとだな、心理学での恋愛のタイプだ。エロスは恋愛至上主義。マニアは狂気的な愛だな」
白燐会長「他にもルダス、ストルジュ、プラグマ、アガペーがありますわ。その中で私はエロス、もしくは献身愛のアガペーのどちらか、といったところでしょうか」
弟「頭良いのにマニアだなんて悲しいですね」
白燐会長「おかしい! さっきからちゃんと遠回しにマニアじゃないって否定してるのに、頑なにマニアに仕立て上げようとしてくる! 非難轟々ですわ!」
姉「白燐会長が悪いからな」
白燐会長「違いますわよ! 貴女達が大勢に非難されるってことですわ!」
姉「こういう責任転嫁があるから犯罪が無くならないんだな」
白燐会長「ムガァー! まるで私を犯罪者のように扱うなんて、酷いですわ! 私が雨宮様にボッコボコにしてもらってやる!」
弟「ビックリするくらい俺たち関係無くて笑うわ」
白燐会長「そんな……羨ましがられない……!? これほどのご褒美なのに……!?」
弟「そういうつもりで言ってたのかー」
姉「犯罪者の心理は理解出来ないな」
白燐会長「だから犯罪者じゃありませんわよ!」
最初のコメントを投稿しよう!