1195人が本棚に入れています
本棚に追加
/310ページ
白燐会長「イジワルばっかり、酷いですわ。名誉毀損で訴えない私の優しさに感謝してほしいものです」
姉「私たちの心に大きな傷跡を付けておいて何を言うんだ」
弟「常人だったら虚ろな目で『おそら……きれい……』しか喋らない廃人になってたところですよ」
白燐会長「言い掛かり甚だしい。雨宮様を小一時間監禁したことがありますが、そんな状態になんかなっておりませんわ」
弟「あの人は常人じゃないから」
姉「白燐会長も常人じゃないがな。今までの発言から鑑みるに、白燐会長は確実に犯罪者だということが発覚した。つまり常人じゃなく罪人だな」
白燐会長「そう、恋する乙女は罪な女。この愛らしさ、犯罪級。ということですね」
姉「ポジティブシンキングもここまで来ると、ポジティブ以外の何かに見えてくるな。弟は何に見える?」
弟「知らん。新しい尺度を用意しろ」
姉「白燐会長はガンガン新しい領域を創り出しているな。これは『白燐シンキング』と名付けよう」
弟「白燐女学院に対する熱い風評被害」
姉「こんなのを生徒の代表にしてしまったのが悪い」
白燐会長「たくさんの生徒たちに尊敬される生徒会長になんてこと言うんでしょう。詫びてもらいたいものですわ」
最初のコメントを投稿しよう!