「ベッド下娘がいる日常」

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ダスト「なんだと!? スルーされたという本質は同じじゃないか!」 弟「その外装が問題なんだよ! もし漫画の表紙が規制もんだったら内容が穏やかな作品でも市場に出回らないだろ! そういうことさ!」 ダスト「私の下ネタ外装も全然セーフだっての! あと漫画の表紙云々で思ったけど、逆パターンの表紙詐欺の方が嫌じゃないか? 例を挙げるなら、表紙はギャグがメインの姉萌え漫画なのに、内容はサイコパスしかいないって漫画みたいな」 姉「それは嫌だな。とんでもない詐欺ではないか。私は基本漫画を読まないが、よく漫画を読む人はそんな粗悪品を掴まされたら溜まったものではないな。なぁ弟?」 弟「そんなことない! そんなことないぞぉ! 決してそんなことないんだからな! もしそうだったとしても、作画さんは悪くない! 悪いのは原作者の頭だけだ! 」 ダスト「きっちりトカゲの尻尾切りしてヘイトを一点に集め自分を守るその利己的な発言、好きだぜ」 弟「ダストは妙な好みをしてるよな。ダーティな事柄割と好きだろ」 ダスト「ああ、人間の本質は汚いからな。そこを愛せる私は誰よりも懐が深い。だから弟のことも誰よりも愛せるんだ。だからはよ脱げ」 弟「姉ちゃん。姉ちゃんは人間の本質は性悪説と性善説、どっちだと思う?」 姉「無論性悪説派だな私は。だって弟に近付いて媚びを売る綿埃のような雌がこの部屋にいるし。もし性善説があるなら、人の旦那に擦り寄ってくるような雌など存在しないだろう?」 弟「俺も性悪説派だな。理由は姉ちゃんがこんなにも淀みなく人を貶すから。社会に出たら言うなよ? マジで」 ダスト「おーとーうーとー! スルーすんなー! 性悪説性善説なんかの話広げないで下ネタ話せ! 人間集まったら下ネタしか話さないもんだろ普通!」 弟「ダストの普通は倫理観振り切ってて怖いよ。地球の自転かお前は」 ダスト「そんな体感しにくい速さで例えなくてもいいだろ! と言うか地球の自転で私たち振り切られてないだろ! 速さに囚われるな! もっと自由な発想を持て!」 姉「いやそんな全力で速さについて食い下がるなよ。お前こそ速さに囚われてるぞ」
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