「ベッド下娘がいる日常」

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姉「(パッ)なら千切るのは耳じゃなくて弟の弟にするか。三回に分けて千切るからな」 弟「やめろォ! ただ千切るだけでもとんでもないのに、三回に分けるとか鬼畜もいいとこだ! と言うか千切ろうとするな! さっきのはダストの嘘! このやり取り何回目!?」 姉「そしてこれからも回数は増えていくだろうな。私は弟のこととなると見境とか理性とか消えるから」 弟「猪突猛進か! 優秀な頭脳持ってんだからそんな直情的な行動するのやめろ!」 姉「そんな、優秀だなんて……。照れるじゃないかぁ♪」 弟「都合が悪いことも聞け」 ダスト「弟、どうせ何を言ってもダメだって。女は都合の悪いことを聞かないんじゃない、聞こえてないんだ。いや、例え聞こえていても、自分の都合が良くなるように脳内で変換してしまうのさ。私のようなサバサバ系女子以外は」 弟「最近ダストが部屋からいなくなる度に私物が新品に代わってたりするんだけど何か言うことはないか?」 ダスト「へぇ、親切な妖精さんがいるもんだな。私もお目にかかりたいぜ」 弟「本当だ、自分に都合良く解釈してる。これは酷い」 ダスト「あとな、自分で自分をサバサバ系女子とか言う女は、大体サバサバ系女子じゃないからな。気を付けろよ」 弟「自己紹介ありがとう。あとサバサバ系女子じゃないってのは知ってた。と言うよりダストは多分、四文字程度で簡潔に表現するのは無理だと思う」 姉「私は四文字で表現できるか?」 ダスト「四文字は無理だな、五文字だサイコパス」 姉「貴様が言うなサイコパス」 弟「(サイコパス密集しすぎだろ……)」
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