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ダスト「なら藁人形なんかどうだ? 釘でハリセンボンみたくしてやろうぜ」
弟「強い通り過ぎてもはや面白いわそのセンス。一般的な猟奇的発想って感じだな」
ダスト「いやもうそれどういうことだよ。一般的なのか猟奇的なのかワケ分かんなくなってんじゃねーか。サイコパスはやっぱ言うことが違うぜ」
弟「いやなんとなく分かるだろ? ほら、アレだよ。ファッションヤンキーみたいな、無理して悪ぶってるみたいなアレだよ。それの猟奇版だよ。異端気取ってる感じだよ。伝わってる?」
ダスト「あー、まー、なんとなく伝わってる。けど、釘でハリセンボンって十分猟奇版だと思うんだけど。一般的ではないわな」
弟「いやいや、それを実行に移すのは一般的ではないけど、それを発想するくらいなら一般的な人間でも容易いってことだよ。本当の猟奇的発想ってのは、多分常人では考えつかないような、考えつきたくもないようなことを」
姉「おい! 何の話だこれ!? 私の怒りをほっぽって、猟奇的発想についての議論を交わすな!」
弟「考えつくんじゃね? 例えば……藁で包んで」
姉「おい! 聞けってば! と言うか藁で包んで何する気だ!? 危ない! その発言は多分危ないからやめろ!」
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