「実際こんなに話し込む客と店員は駄目だと思います」

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姉「つまり私の弟に甘えようとしているのか。沸騰した飴で溺れさせよう。甘くなるぞ」 店長「ドギツイ拷問過ぎやろ。甘さ欠片もないやないか。冷酷過ぎやわ」 姉「どこが冷酷だ! 沸騰させるって言っているだろう!」 店長「冷酷に温度的な冷たいって意味無いやろ。ただでさえ溶けた飴に溺れされるだけでも鬼畜やのに、さらに沸騰させるって発想が冷酷やって言ってるんや」 姉「そりゃ私の弟に甘えようとする極悪非道が相手だからな。少しくらい人の心くらい捨てるさ」 店長「そんなことで軽々しく人の心捨てんといて。これからあんたと接するのが怖くなるわ」 姉「大丈夫だ。弟に関わった女は皆遅かれ早かれ殺すから」 店長「詰んでた」 店員「弟くん、私が標的になった時は身代わりになってでも助けてくださいね」 弟「身代わりになるなら見捨てるかなぁ」 店員「(ブワッ)」 弟「嘘だよ嘘。冗談みたいな聞き方してきただろお前。泣くなよ。ごめんって」 姉「…………!(グッ)」 弟「『よくやった!』みたいな顔してるんじゃねえよ。ほとんど姉ちゃんが泣かしたようなもんだよ」
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