第一話

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夜、結局佐助様の姿を確認 できないままご飯もおわり、 片付けをして部屋に戻る。 『大丈夫かな…』 私がなにを心配しても意味がないと わかってるけど心配だ。 寝るに寝付けないでいると、 障子の向こうになにか気配を感じた。 『佐助様…?』 なんとなく、そう思い障子をあけ 縁側の廊下にでて、左右をみる。 『…気のせいか』 しかしそこにはなにもなく、 部屋に戻ろうとすると 背中に重みを感じた。 「…、」 『さっ、佐助さっ!!?……』 思わず大きな声が出てしまい 咄嗟に口を塞ぐ。 「よくわかったねー、◯◯◯ちゃん…」 口調は軽いが息をするのも 辛そう。 『どうしたんですかっ、血…っ!』 「?、あぁ、はは、大丈夫ー…」 そこで佐助様は気を失ってしまった。 それにしても… 『お、重…っ』 とりあえず部屋にずるずると 引きずり込む。
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