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夜、結局佐助様の姿を確認
できないままご飯もおわり、
片付けをして部屋に戻る。
『大丈夫かな…』
私がなにを心配しても意味がないと
わかってるけど心配だ。
寝るに寝付けないでいると、
障子の向こうになにか気配を感じた。
『佐助様…?』
なんとなく、そう思い障子をあけ
縁側の廊下にでて、左右をみる。
『…気のせいか』
しかしそこにはなにもなく、
部屋に戻ろうとすると
背中に重みを感じた。
「…、」
『さっ、佐助さっ!!?……』
思わず大きな声が出てしまい
咄嗟に口を塞ぐ。
「よくわかったねー、◯◯◯ちゃん…」
口調は軽いが息をするのも
辛そう。
『どうしたんですかっ、血…っ!』
「?、あぁ、はは、大丈夫ー…」
そこで佐助様は気を失ってしまった。
それにしても…
『お、重…っ』
とりあえず部屋にずるずると
引きずり込む。
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