第1章
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「あなたの探し物は、何ですか?」 電車に揺られながら、吊り広告の一文に目が留まった。 たぶん、そのときの俺はどうにかしていたんだと思う。 単に疲れていたのか。 そのキャッチコピーに導かれるように。 するすると、心が過去に飛んでいった。 「大きくなったら、何になりたい?」 小学校の作文。 周りがパイロットだ、野球選手だと騒ぐ中、鉛筆を持つ手は、一ミリも動かなかった。
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