第1章
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母を守るのは、自分ではなくなった。 それは、重荷を下ろしたようでいて。 時間がたってみると、その軽さが寂しかった。 サンタクロースに願った父は、大幅な遅刻をして届けられた。 それなら、「妻と子供」 そう、今年は願ってみようか。 いつか、届けられるかもしれない。 そんなことがありえないこともわかっていて。 俺は夢を見たかった。 自分だけの夢を。
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