『朱の王』は標準装備だよ!

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ちゃっす! 視点を預からせてもらった、主人公の荊夜だ。よろしくなwww さてさて、軽く街を徘徊してるわけだがなかなかどうして、悪くないじゃないか。 転生前は、建築とかの文化レベルは中世ヨーロッパ相当と聞いていたから汚物まみれで色々とやばいんじゃないかと危惧していたんだが…そこはやはり魔法と科学のハイブリッド世界。 普通に綺麗だった、街中なのに空気も美味しいしな。うむ、こんだけ澄み切った空気ならさぞかし雑草もすくすく育つだろうよwwwww なんとなく外観はミラノの市街地に近い印象を受けるな、これは住みやすそうだ。わくわくwww んじゃま、そろそろ異世界ファンタジー定番中の定番、ギルドにでも向かうかねwww 言い忘れてたが、俺は代行者としての職務中に死んだから服装は動きやすい黒の長ズボンにカソック。パジャマとかでない分まだマシだが若干周囲の視線が気になる。 早いとこギルド登録すませてお金稼いで服を買いに行くとしようじゃないか。 俺は近くの商店で最寄りギルドまでの道を聞いてのんびり歩き出した。 そんなこんなでギルド到着! えーと、名前は? 『闇の福音(ダーク・ゴスペル)』 「いやいやいやいや!アウトだろ、作者馬鹿か?馬鹿なのか?読み方変えてるとはいえ露骨すぎるだろ、赤松先生と金髪のエターナルロリータにに土下座しろアホたれ!www」 名前からして突っ込みどころ満載であった。 外観の方はどうかと言うと、俺は某狩りのゲームとか妖精の尻尾みたいなやつを想像してたんだが、ウェストミンスター寺院を小さくして黒く塗ったみたいな小洒落た建物だった。 しかも彫り込まれた彫刻の一つ一つが、芸術的な美しさを放っているのみならず巨大な魔法陣を構成し何種類かの結界をギルド全体に張っている。 まぁ、外側だけ見て圧倒されていても始まらないので取り敢えず入ってみるか。 俺は扉を押してギルドに入った。
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