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「予約しました、White Shinyです」
部長が受付の人に話している。
ミディアムテンポのジャズが流れ、見上げればシャンデリアが歌うように輝き、とてもラグジュアリーだ。
海外リゾートのような白壁と円柱、受付の後ろの一面窓からは高層ビル群が額に入った写真のように見える。
壁に沿って並ぶ白革の２人掛けソファに座ると、心地よい冷たさが伝わってきた。
「ねぇ、ここ来たことある？」
現地集合した武田さんに聞かれた。
「ないです。人気があって予約取りにくいんですよね」
「だよねぇ……１回でいいから神谷くんと来てみたいなぁ」
「いいですね、恋してる顔」
「部長に連れてきてもらったら？」
「もぅ、武田さんっ！！」
部長に聞こえていたのではないかと、受付に立つ部長の背中に視線を向けた。
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