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規則的に鳴る呼出音が、時間を区切った。 「あ、山下?お疲れー。お前さぁ、タイミング悪い。もうちょっと早く掛けてきてよ」 「え、神谷さんどうしたんすか?ってか、無茶言わないでくださいよ」 受話音量を最大にしたままの神谷さんの携帯からは山下さんの声が漏れてきた。 それを聞いて、またみんなで笑ってしまう。 「あーもぅ!Carib STARに着いたんだろ?今行くから!」 電話を切ると、飲みかけのお酒を一気に流し込んで、照れ隠ししているように見えた。 「誠、二次会、ここでいい?」 「テラス以外なら大歓迎」 「助かるよ」 神谷さんは空いたグラスを手に、店内に戻っていった。
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