3

3/36

138人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
案内されたのは個室のガラス扉の向こうには、企画部と営業1課の皆さんがいる。ちょっと苦手な田村さんは、三浦部長の隣をキープしたみたい。 「お疲れさーん」 「あれ?神谷くん、入らないの?」 「武田さん、お先にどうぞ。主役の高梨さんは、ここでストップね」 進んだ足を戻すと、営業1課の課長さんや神谷さんの先輩など、簡単に神谷さんが説明してくれて、あまり飲み過ぎないようにと言われた。 賑やかな夜の始まりは既に盛り上がり始めていて、このガラス扉の向こうには、歯科で働いていた時には経験したことのない世界が広がっているように見えた。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

138人が本棚に入れています
本棚に追加