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「……って感じで帰ってきたんだけど」 麻耶を部屋に呼んで夕食を食べながら、一部始終を包み隠さず、今朝までの出来事を報告させられている。 「部長さんって、罪な男だね」 麻耶が、レッドアイのグラスを回す。 「それは、間違いないと思うけど」 まだ飲み疲れてる私は、ローズヒップティーで我慢する。 「けど?」 「あんなことがあったのに、私は自分に素直になれないままだなぁって思って」 「好きになったって認めたらいいじゃん」 「そうなんだけど、ごちゃ混ぜなの。気持ちがまだクリアじゃない」
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