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「 おめぇらホント仲良いなぁ」
がハハっとじーちゃんが笑う。
「 うん!僕しょーちゃんと結婚するから!」
「 でも要男だろ!男と男は結婚出来ねーんだぞ。」
「 えぇえっ!?そうなのじーちゃん?」
目隠しをされたままだけれど顔をじーちゃんがいる方へ向ける。
あはははは。
とさっきよりも大きく笑うじーちゃん。
「 まぁ、日本じゃ出来ねぇけど海外行けば出来るらしーなぁ。」
「 マジかよじーちゃん!」
その言葉に食いついたのは僕ではなくしょーちゃんだった。
「 やったな要!結婚出来るぞ!」
「 うん!やったぁ!」
「 結婚式には呼べよー。」
「 あぁ!じーちゃんそれまで生きてろよ!」
「 んだなぁ。っし、全部取れたぞ石。」
ずっとテーブルの上に置いていた右手は少しだけ痺れている。
「 ありがとじーちゃんっ。」
「 じゃあ目隠しごっこ終わり!」
スルスルと頭の後ろで縛ったネクタイがはずされていく感覚。
しばし光を遮断していたので眩しくてすぐには目が開けられなかった。
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