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光に慣れて目を開く。
最初に目に映ったのはしょーちゃんの顔で、次にうつったのはじーちゃんの手元だった。
「 は、はっ針!!?」
その横には何故かライターもある。
「 あぁ、これで石とったんだ。」
キラキラと光る針。
そのとき僕には苦手なものが二つあって、
一つはお化け。
もう一つは注射だった。
「 ひぃいっ!」
がしりと目の前のしょーちゃんに抱きつきカタカタと肩を震わせると、母親の真似をしてトントン背中を叩くしょーちゃん。
「 アレじゃないと石取れないからって、でも要怖がるから、だから目隠ししたんだ。騙してごめんな要…。」
「 …んーん。ありがとしょーちゃん。」
騙されたのはちょっと悲しいけど、また僕のことを思ってくれたのがたまらなく嬉しい。
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