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「 取れるっちゃ取れるがな。…翔太、ちょっとこっち来い。」
「 え?うん。」
「 要はそこで待っとれ~」
不安そうにチラリと僕を見て、じーちゃんと共に部屋を出て行くしょーちゃん。
じーちゃんのことだからきっと酷いことはしないだろう。
じーちゃんのこともしょーちゃんのことも信頼しているが、生まれてこのかた体に石が入ったことがないもので、どうやって取るのかがわからなくてとてつもなく不安。
すると遠いところでしょーちゃんの怒るような声が聞こえた。
「 …に、ってんだ!…わぃそうだ!」
なんて言ってるだろう?
ガタガタっ
物音まで聞こえる。
こんな時に喧嘩しているのかあの二人は。
「 …もっ……かった…。」
少しするとしょーちゃんも落ち着いたようで怒鳴り声は聞こえなくなった。
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