第1章

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「 ?」 言われたままに石が入った右手をテーブルに置いて座る。 「 要、目隠しごっこしようぜ!」 「 目隠しごっこ?なにそれ。」 しょーちゃんってばこんな時な突拍子も無いことを言いだすもんだ。 「 要が目隠しして、俺が持ってるおもちゃ触らせるから何のおもちゃか当てるんだ!」 ピンっとしょーちゃんのお父さんのネクタイを張って、イタズラな笑みで遊びを提案するしょーちゃん。 「 へー!やりたい!」 やったこと無いけど、しょーちゃんがこんな楽しそうな顔をするんだからきっと面白いんだろう。 「 んじゃ目、閉じて。」 目を閉じるとその上から更にネクタイで目隠しをされる。 ジャラジャラと音がして、しょーちゃんが床にいくつかのオモチャを広げたのだと理解する。
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