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『可哀想』なのは吾妻くんもだ。
あたしより可哀想かもしれない。
そんな事を思っていると花音からメッセージがきた。
そこには楽しそうに写真に映る花音と小島くん。
なんだ。
「お似合いじゃん」
そう言って笑うと吾妻くんも優しく笑った。
吾妻くんと少し距離が縮まった事に関しては、花音と小島くんに感謝しないとな。
「吾妻くん。周りの目が気になるならあたしを見てればいいよ」
「お前見ててもどうにもならないし、むしろ見つめるとか意味不明だからいい」
前言撤回。
距離など縮まっていない。
あたしはフッと笑って遠くを見つめた。
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